市民参加シンポジウム MOVE

―趣意―
社会に起きる様々な問題を自由討議する中で社会変革の必要性とその可能性を提示し、市民生活の中から変革の動きを起こす意志と決意を醸成する。同時に、市民の声を地域行政、国政に反映させ、市民と政治の乖離を埋める。

MOVEとは

 政治への不信や無関心の根源にあるものは一体何でしょう。
 政治家の明快なメッセージの欠如、モラルハザードによる特定の利権や権益との癒着、政治家が持つ生活認識と生活者である市民との実感の乖離etc.…。様々な要因が言われます。しかし、すべてに共通するのは、信頼の欠如です。

 そもそも、社会や国家というフレームは、それ自体では何ら意味を成さない幻想としての約束事に過ぎません。それらが機能するのは、法制度や道徳・倫理といった社会規範を人々が自明のこととして承認し、幻想を共有しているからです。社会や国家を維持するための一定のルールを幻想として共有できなくなったとき、そこには幻想を維持するための新たなルールやシステムが必要となります。なぜなら、人々が幻想を共有できない社会、国家の状態は、粘土の弱いコンクリートのように社会や国家という枠組みを維持できず、溶解へと向かうからです。
 いま、私たちの国が直面している様々な問題の根幹にこれがあります。
 人々が幻想としての枠組みをきっちり維持し、そのフレームを信頼するが故に、政治や社会問題への関心や問題解決へ向けた意欲、モチベーションが生まれるのです。
 幻想は幻想に過ぎず、社会のルールなんて大したことはないという認識が広がれば法制度をいかに弄ろうが犯罪、事件、事故の抑止とはならず、人々は政治に多くを期待しなくなります。そして、その間隙を縫って、法と道徳を混同した「心情」や「正義」が台頭することになります。
 そして、それがさらに、民意を黙らせ、より民度を低い方向へ誘導します。

 市民参加シンポジウム MOVEが目指すのは、こうした社会状況を変革することです。多国間においてしか、国家を維持することができないという世界的現実の中で、いま国に求められている新たなルールは何なのか。政治が人のためにに何ができ、同時に人々は社会や国家のために何をなすべきか。自国にとっても多国間にあっても承認されるために社会や国家はいかにあるべきか。
 それらを市民の生活実感に耳を傾け、時には啓発しながら、きれい事や建前の政治論、社会論、国家論ではない、実体のある施策づくりの提言へ結びつけ、政治に緊張感を創造し、市民の声が反映される活動。それがMOVEの目指すものです。

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生きる力を育むシンポジウムを発展的に解消し、地域振興、地域再生、地方分権により、疲弊した地域力を回復するために市民と識者、政治家、経済人、教育者が語り合い、新しい日本の未来像、世界像を政治に提言していきます。